プレゼントについて
プレゼントなんて、きっとゴミでしかない。
私は観劇やイベントの際には必ずプレゼントを用意する。もはや習慣だ。あげないとダメなような、推しを裏切っているような気がしてやめることはできない。
それに同厨に監視だってされてるから、安いブランドの紙袋なんて持つわけにはいかない。
プレゼントの内容は服だったり電化製品だったり金券だったり…様々。
あげたものの半分くらいは使ってくれていて一割くらいはヘビロテしてくれている。打率は恐ろしく低い。半分がゴミってやばいよね。
他の人のエントリーで「誕生日や記念日以外のプレゼントってなんの理由があるのだろう」という一文を見て「なるほどな」と思った。
なんなんだろう、私もわかんない。
そもそも私自身が見た目がちょっと良かったのもあって異性から大なり小なりプレゼントをもらうことは当たり前だった。
デートは買い物で、何十万と買ってもらったりなんかもほんの日常。物をもらう、もてなして貰うことで価値を図っているところなんかもあって…私にとってプレゼントは愛情を示す指標なのかもしれない。
私にとって貴方は価値がある、こんなにお金を使ってもいいくらいに。てな感じ。
金は愛情。それ以外の価値観がないものだから、誰とも話は合わないしら分かり合えそうになくって時々寂しくなる。
俳優厨やっている貴方は貢いでもらったことないですか?貢ぎが少ないといらついたりしたことないですか?
私はあります。だから推しにイラつかれたくないな。
推しはプレゼント着てくれたり着てくれなかったり、金券は何に使ってるのかそもそも推しに届いてるか分からない。そんなことの繰り返し。
だけれどももう止めることは出来なくって、今日もメンズフロアでプレゼントを購入しちゃった。いつもの店でなんとなく選んだ春の服。
なんとなく、ではあるけど質は良いし推しにも似合う筈。換金価値もなくはない、なあんて。
ああこの紙袋を持って劇場に行くのは気持ちいいだろうな。私はカードを切った。
プレゼント、どうしてあげているのだろう。
自分ですら分からないまま、私はまた推しにゴミを押し付けてしまう。